全学教育研究活動データベースへの論文データ一括入力

全学教育研究活動データベースは、京都大学の教員の研究活動状況を広く一般に公開するものであり、教員評価にも利用されます。一方、工学研究科では数年来独自に工学研究成果データベースを構築し、工学研究科自己点検評価へのデータ提供、広報活動への情報提供、研究履歴の自己管理支援、さらには京都大学学術情報リポジトリとの連携を行ってきました。このため、全学教育研究活動データベースには [論文] の項目など、工学研究成果データベースと重複する項目が含まれています。

教員が両データベースの内容を同時にメンテナンスすることは効率的ではないため、工学では全学教育研究活動データベースの [論文] の項目に、工学研究成果データベースから各自でデータ転送できる仕組みを整えています。さらに転送作業の手間を軽減するため、希望者を対象に、工学研究成果データベースから全学教育研究活動データベースの [論文] 項目への一括入力を行っています。

全学教育研究活動データベースへの一括入力 [2023年11月実施分]

一括入力の仕様については、2020年のresearchmap側の仕様変更により以下の様に変更になりました。一括入力時の更新対象は [論文] 項目のみで、それ以外の項目には影響はありません。

  • 旧仕様:全学教育研究活動データベースの [論文] 項目に登録されている内容を全て消去した後、工学研究成果データベースの論文リストが新たに一括入力される。

  • 新仕様:データ消去は一切行わず、個々の論文について次の1~4に従って全学教育研究活動データベースの [論文] 項目への追加・更新を行う。
    1.全学DBに同一論文*・類似論文*がなければ新規投入
    2.全学DBに同一論文がある論文は投入しない
    3.全学DBに本人相当*が登録・更新した類似論文がある論文は投入しない
    4.全学DBに機関が登録した論文で同一論文とは判定されなかったが類似論文と判定された論文はマージする
    *同一論文はDOI等により情報センターにて判定される
    *類似論文はresearchmapの類似論文判定機能により判定される
    *本人相当にはAIによる登録・更新が含まれる

ご希望の方は、全学教育研究活動データベースの [論文] 項目が上記の新仕様に従って更新されることをご了承の上、以下の希望調査への回答およびデータ確認作業等をお願いいたします。

希望調査(2023年11月8日まで)

一括入力を希望される方は、以下の希望回答ページ「全学DBへの一括投入の設定に関する確認」へのご回答をお願いいたします。回答にはご本人の SPS-ID によるログインが必要です。回答がない方については、一括入力を実施いたしません。

一括入力を一度希望された方については、その後も半年に一度の頻度で継続して一括入力が実施されます。一括入力を停止または再開する必要が生じた場合には、上記の希望回答ページから確認と修正が可能です。

※ SPS-ID で希望回答ページにログインできない場合は情報センター(www@cit.t.kyoto-u.ac.jp)までご連絡ください。

対象者

一括入力の対象者は、工学研究科の教職員(協力講座を含む)です。2016年秋より本籍が工学でない協力講座の方も、工学研究成果データベースに自身の論文が登録されていれば、一括入力可能となりました。

対象データ

一括入力を行うデータは、工学研究成果データベースにカテゴリが「学術論文」として登録されている書誌情報(査読の有無は問わず)です。その他のカテゴリ(単行本など)や発表・講演については一括入力の対象外です。

自著論文とSPS-IDとの紐づけ確認(任意・2023年11月8日まで)

ご自身の SPS-ID と紐づけられた論文データを、全学教育研究活動データベースに一括入力することになります。工学研究科では論文書誌データ収集作業時に SPS-ID の確認と入力を各研究室にして頂いておりますが、誤って紐づけられた論文がないか、不足している論文がないか、念のためご確認ください。

検索方法は「学術論文の検索」ページにて、カテゴリ欄を [学術論文]、SPS-ID 欄を [ご自身の SPS-ID] として検索します。

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工学研究成果データベースに登録されているが、SPS-ID と紐づけられていない論文がある場合は、該当論文の ID、著者名、SPS-ID を情報センターまでご連絡ください。

誤って紐づけられた論文がある場合は、該当論文の編集ページにて SPS-ID 欄を削除してください。

追加が必要な論文がある場合は、「学術論文の新規登録と修正」をご覧いただき、適宜追加してください。

全学教育研究活動データベースへの一括入力(2023年11月27日完了)

情報センターから全学情報環境機構に一括入力を依頼し、一括投入完了しましたらメールにて連絡いたします。

全学教育研究活動データベースでのresearchmap データのインポート(任意・一括入力完了後)

一括入力したデータを全学教育研究活動データベースで公開するためには、「researchmap データのインポート」が必要ですが、デフォルトでは毎日夜間に自動取得、自動公開が実施されていますので特に作業は必要ありません。手動にてインポートされたい場合には、教育研究活動DBの簡易マニュアルを参照し、実施してください。

今後の一括入力について

全学教育研究活動データベースへの一括入力は、今後も半年に1度を目処に実施していく予定です。実施時期としては、全学教育研究活動データベースの更新作業開始前の5月頃と、工学の論文書誌データ収集作業後の11月頃を予定しています。

FAQ

ご不明な点がありましたら、まずは以下のFAQを参照願います。

全学教育研究活動データベースへの一括データ入力について

Q. 一括入力により既に全学教育研究活動データベースに入力しているデータは消えてしまうのですか?
A. 既に全学教育研究活動データベースの [論文](researchmap の論文)に登録されている内容は消去されません。工学研究成果データベースからの論文データ一括入力では、個々の論文について次の1~4に従って全学教育研究活動データベースの [論文] 項目への追加・更新を行います。

1.全学DBに同一論文*・類似論文*がなければ新規投入
2.全学DBに同一論文がある論文は投入しない
3.全学DBに本人相当*が登録・更新した類似論文がある論文は投入しない
4.全学DBに機関が登録した論文で同一論文とは判定されなかったが類似論文と判定された論文はマージする
*同一論文はDOI等により情報センターにて判定される
*類似論文はresearchmapの類似論文判定機能により判定される
*本人相当にはAIによる登録・更新が含まれる

Q. 今回の一括入力以降に全学教育研究活動データベースに入力したデータは消えてしまうのですか?
A. 全学教育研究活動データベースの [論文](researchmap の論文)に直接入力された論文データも、次回以降の一括入力時に消えることはありません。

Q. 一括入力の際に既に全学教育研究活動データベースに入っているデータとの重複判定は行わないのですか?
A. 一括入力時に、researchmap側にて類似論文判定機能があります。2020年秋からはこれを利用して論文の追加・更新を行っています。

Q. 一括入力の対象者はどこまですか?
A. 工学研究科の教職員(協力講座を含む)で一括入力を希望された方になります。2016年秋より本籍が工学でない協力講座の方も、工学研究成果データベースに自身の論文が登録されていれば、一括入力可能となりました。

Q. 現在一括入力の対象者となっているが、諸事情により一括入力を止めてもらうことはできますか?
A. 一括入力の継続を停止する必要が生じた場合には、「全学DBへの一括投入の設定に関する確認」から希望の修正をお願いします。ただし、工学研究成果データベースは全学教育研究活動データベースではフォローしきれない情報を収集し、工学研究科の自己点検評価報告書作成の1次資料としての利用や図書館が運営する学術情報リポジトリとの連携などを行っています。このような運用にもご理解いただき、工学研究成果データベースの充実にもご協力いただくようお願いいたします。

Q. 今後も一括入力は行われるのでしょうか?
A. 一括入力を希望された方については、今後も半年に1度を目処に一括入力を実施する予定です。

Q. 一括入力を再開することはできますか?
A. 一括入力を再開する必要が生じた場合には、「全学DBへの一括投入の設定に関する確認」から希望の修正をお願いします。

Q. 一括入力の実施を希望しなかったが、工学研究成果データベースにおける SPS-ID の登録は必要ですか?
A. 一括入力の実施を希望されなかった場合、SPS-ID を登録されても全学教育研究活動データベースへの一括入力は行われませんが、工学研究成果データベースにおける論文リストの作成や集計への活用上、SPS-ID の登録を推奨しております。

Q. 全学教育研究活動データベースの論文の種別は「論文」「Misc」などありますが、一括入力時にどのようにして分類しているのでしょうか?
A. 一括入力では、工学研究成果データベースのカテゴリが「学術論文」のものを全学教育研究活動データベースの「論文」に入力いたします。

工学研究成果データベースに未登録の論文データの入力に関して

Q. 過去の論文データを全て入力する必要があるのでしょうか?
A. 過去の論文データの入力については、全学教育研究活動データベースの担当者より「なるべく多くのデータを入れていただきたいですが、直近3年分は入力いただきますようお願いします」との指針を得ましたので、工学研究成果データベースにおいても同様の方針でデータの入力をお願いいたします。

Q. 入力には他大学在職中の論文も含むのでしょうか?
A. 必須ではありませんが、工学研究成果データベースに他大学や他機関に在職中の論文を入力していただいても構いません。ただし、身分欄には当時の身分(例えば当時の身分が国内の他大学であれば「京都大学以外の国内大学所属」)を登録してください。

Q. 現段階で掲載決定しており、巻号が未定の論文も入力する必要はありますか?
A. 工学研究成果データベースでは巻号およびページ(or 論文ID)が確定した論文についての入力をお願いしております。

Q. 雑誌名のプルダウンの選択肢に入力したい雑誌がないがどうすれば良いですか?
A. 雑誌名の入力はプルダウンから選択する以外に、欄内に直接入力することで任意の雑誌名が登録可能となっております。また、頻繁に投稿する雑誌であれば、情報センターに雑誌名(略名では無く正式名称)を連絡いただければ、プルダウンに追加いたします。

Q. 工学研究成果データベースへの一括登録の方法はありますか?
A. エクセルファイル(97-2003形式)からの一括登録に対応しています。登録方法の詳細は「学術論文の新規登録と編集」ページをご覧ください。

お問い合わせ

データ一括入力および工学研究成果データベースについて

工学研究科附属情報センター
E-Mail: www@cit.t

全学教育研究活動データベースについて

情報環境機構IT企画室
E-Mail: kyouindb-qa@iimc

※メールアドレスの後ろには「.kyoto-u.ac.jp」を追加してください。